新年あけましておめでとうございます。
今回は2021年15大ニュースの後編(7.→1.)。ひとつご笑覧?のほどを。
7.ジモティーかラクマか
2021年は、「トランクルーム × レンタカー」を一つの原動力として、物を動かすことが多かった。自室で持て余していた家財や機器なども運び出すことができ、それらの引き取り手を募る形で着々と処分を進めた。募集&やりとりの手段として利用したのがジモティー。まぁまぁ便利なサービスだと思う。
雑貨や小物の類もトランクルームに集め、チェックと仕分けを繰り返していると不要不急の品が少なからず出てくる。それらの中で一定の大きさがある物についてもジモティーに出品。とにかく出せるだけ出して、数をこなすようにした。
無料駐車場つきのトランクルームを借りていた際は、駐車スペースがあることが強みになる。自宅ではなくトランクルームを待ち合わせ場所をに指定できるのも大きい。おかげでクルマ利用の方を中心に、大小様々な物品を持って行ってもらうことができた。
現地で現品をやりとりするということは、その数だけ人と接する訳で、普段接点のなさそうな方々とあれこれやる楽しみがあったのもポイント。話が好きな人、ノリがいい人など実に様々だったが、共通するのは「もったいない」精神、志をお持ちであるということだろう。引き続き、ボチボチやっていこうと思う。
引き取り手がなかなか現れない場合は、中古品の買取店(いわゆるリサイクルショップ)に出したりもした。トランクルームの近所にオーディオ関係に強い店があったのも筆者としては好都合で、何度となくお世話になった。店で訊いた買取額を参考に、ジモティーで買い取ってもらう場合の価格を決めたりということも。地の利を活かした取り組みができた?と自分では思っている。
本やCDの棚卸も進めた。希少性がありそうなものはオンライン査定にかけつつ、以前から使っているラクマも併用。ラクマで売れれば上出来で、オンライン査定でそれなりの見込み額になったものはそれを信じて店頭買取に出すパターンの方が多かった。
本、CDでポピュラーな感じのものは基本的にはラクマで、雑貨、文具、ノベルティについても厚さ3cm以内、三辺合計60cmに収まる場合はやはりラクマ。ラクマ専用の「ゆうパケット」(匿名)で出せるので、とにかく重宝している。
2021年はささやかではあるが、ジモティーでの取引件数は20件余りで、そのうち買い取ってもらった分の合計額は8,000円ほど、ラクマでは17件成立し、送料などを除いた受取代金は6,500円ほどという成果を得た。掘り出し物が出てきたら、随時出品しようと思う。
6.月に一度はレンタカー
2021年は主に荷物の運搬でレンタカーを使った。その回数、実に合計12回(うち1回は旅先)。月に一度は借りていた訳で、かつてない頻度になった。走行距離を足してみたら1,500km超。我ながら吃驚であり、ガソリン代の方も驚きの計14,000円ほどとなった。レンタカー代そのものは格安なので助かっているのだが、回数が増えればそれなりにはなる。クルマ関連、いろいろ足して5万円を切るくらいと出た。費用対効果としては上々だとは思う。
- 第580話 144円→154円→164円
5.フィジカル&メディカル
数ある懸案の一つとして下肢静脈瘤があり、2021年はその対処を実行。おかげ様で今は治まって、いい具合になっている。
静脈瘤を認識したのは数年前。生活上の支障云々はなかったが、放っておいて気分がいいものではないので意を決して手術することにした。9/14に術前検査などを行い、1週間後の9/21に手術。カテーテルを通し、高周波を照射・・・熱で静脈を閉じるというもので「焼灼術」と称するのだとか。名称の割に手術自体は至ってあっさりしたもので、15分ほどで済んだ。
翌朝には、包帯や着圧ソックスを外してOK。自転車も翌日には可だが、温泉浴、近場への旅行は8日目以降といった感じで、経過日数ごとに制限が緩和されることになっている。自由に活動できる目安は1か月後。その頃には痛みもなくなるとあって、それを一つの目安に計画を立てていたのだが、実際は勝手が違った。閉じた後の静脈は、易々となくなる訳ではなく、硬い感触があったり、しこりのような膨らみになったり。立ち上がる時など、とにかくそれが痛むのである。
対象となる静脈には、大伏在静脈、小伏在静脈といった種類があって、筆者のは大の方。術後検診の際などに聞いた話では、大伏在静脈だと快癒(弁が壊れた先の静脈が吸収される)までの日数がかかる場合があると云う。気を揉む状況が続いたが、さすがに3か月後ともなれば変わるもの。ツッパリ感、曲げ伸ばしに伴う違和感はほぼなくなるに至った。
静脈瘤のほかは、いつものようにかかりつけの内科(診療所)をメインに、皮膚科、整形外科、歯科のお世話に。支払いを伴う通院(検診を含む)回数は合計で29回といつになく高頻度になった。
これに献血(2回)、整体(9回)を加えると、身体のケアやメンテナンスに関わる件がいかに多かったかがわかる。とりあえず今のところは安泰。年を越す要素がなかったのは何よりだと思う。
- 第572話 秋葉原4時間弱
4.西日本エリア4泊5日の旅
第582話の通り。訪ねた駅(一例)は、以下に挙げたような感じで成果はまずまずといったところ。
静脈瘤の手術から2か月後の旅で、術後の癒しという意味でも11/21~22の宇奈月温泉は良かったと思う。
長旅がしづらい状況は2022年も続く? 行ける時に行っておくのが旅の極意かも知れない。
3.青春18きっぷの春、夏、冬
何だかんだで旅には出ていて、シーズンごとに青春18きっぷをよく利用した一年だった。1冊5回分の18きっぷだが、二人旅も含めて春期は5回をフルで使い、夏期は一人旅で3回、冬期は二人×1、一人×1の3回分の利用。自分で使った回数は計8回となり、かつてない使い様となった。
春は日高本線(代行バスを含む)の往復、群馬方面、栃木方面で各1回、夏は御殿場線+相模線、長野・新潟方面(メインは大糸線)、宮城県北部(気仙沼線BRTを含む)で各1回、冬は房総方面、山梨・静岡(中央本線、身延線など)で各1回・・・泊まりがけの旅の場合でも18きっぷを使う日は1日とし、旅の往路または復路は特急や新幹線に乗るというパターンが多かった。
特急、新幹線が利用しやすくなったのは「お先にトクだ値スペシャル」の設定が増えたことが大きい。乗車券+特急券が通常の半額。このスペシャルを使って乗ったのは、特急「北斗」と北海道・東北新幹線「はやぶさ」(3/8)、特急「草津」(3/22)、特急「日光」(4/9)、東北新幹線「やまびこ」(9/8、11)とこれまた例年にないペースとなった。「どこでもきっぷ」の旅でも大宮~富山の往復は半額の「かがやき」を利用。半額までは行かないが、35%OFFで新幹線「あさま」(9/3)、4割引で特急「わかしお」(12/15)というのもあり、とにかくJR東日本の「えきねっと」には随分とお世話になった。
18きっぷの旅の成果として大きかったのは、群馬県、新潟県、長野県、宮城県の4県について、各県内の鉄道路線の完乗を果たせたこと。あとは、山梨・静岡の日帰り旅では、東京駅、新宿駅などから在来線普通列車を使ってストレート(または乗り換え1回)で行ける県庁所在地の玄関駅(代表駅)までの間の全駅達成に山梨県(甲府)が加わったことが挙げられる。中央本線は東山梨、笹子が残っていたが、この2駅を訪ねたことで、東京~韮崎の全駅をクリア。千葉、水戸、宇都宮、前橋、浦和、横浜、静岡に甲府が加わった形となり、次の目標(新幹線や在来線特急一本で行ける県庁所在地までの全駅)への弾みがついた。
18きっぷ旅、「どこでもきっぷ」の旅をあわせ、2021年に旅した(降り立った)のは1道1府16県。新幹線などで通過したのは1府6県となり、旅行中にその景色を眺めたレベルで言えば、全国の半分以上を巡ったことになる。このご時世でよくぞと今改めて思う。
房総の旅の際、初日はある事務等の引き継ぎに充てた。使える制度はしっかり使おうというのが趣旨で、おかげで年内に大方の目処がつき、一息ついているところである。(これも懸案対処の一環)
2.北海道3泊4日ひとり旅
第566話の通り。二つの「本線」がメインテーマだったが、やはり宗谷本線(旭川~稚内:259.4km)をその日のうちに往復できたというのは自身としてはちょっとした快挙で、このタイプの長大路線の旅はおそらく後にも先にもないだろうと思っている。
バスが主体だったが、廃止前の日高本線を完乗できたのもまた一大成果。一度の旅行で、北海道の鉄道路線を長々と乗ったのは学生時代以来である。特急乗り放題の「Peachきた北海道フリーパス」にも助けられ、無事敢行。このパスのおかげで「すずらん」「宗谷」「サロベツ」「カムイ」「ライラック」と、フリーエリアで利用可能な特急はほぼ乗ることができ、いつになく円滑な移動ができたのもまたよかった。「ひがし北海道フリーパス」というのもある。次はそれで道東方面を極めようと思う。
1.トランクルーム×3
第571話、第575話、第579話の続きのような話になるが、12月末時点では、
- もともと借りていたトランクルーム(第一)は継続利用中
- 2021年5月に借り始めた広めのトランクルーム(第二)は11月末を以って契約終了
- 2021年10月に第一と第二の中間くらいの広さのトランクルーム(第三)を新たに借り、そこをメインにするべく整備中
となっている。
7か月と短期間ではあったが、第二の存在は何かと大きく心強かった。自室を圧迫していた諸々をとにかく移し、第一の方で逼迫要因となっていたあれこれも可能な限り持ち込んで第二を拠点化。その広さを活かして仕分けや整理を進め、処分に困っていた物品はジモティーに出品して引き取ってもらうなどして、徐々にあるべき状態にしていった。2021年の取り組みはとにかくこれに尽きると言える。
かねてから仕分け済みだった分を含め、所蔵する紙資料の数々、郵便物、メモなどをほぼ全て手に取り、(必要に応じて)目を通しというのはここ数十年では初。「平成ストック」と位置付ける分については、ジャンル別のボリュームを概ね把握することができた。鉄道や旅行に関するものは、集約したらMサイズの段ボール箱で15箱相当に。こちらもジャンルやエリアなどで分類し、今は180cm高の本棚二つ分に10cm幅のボックスファイルを計60個並べる形で見出し別に収納している。
第三トランクルームはそんなこんなで資料館のような体裁に。これら資料の検索性(何がどこにあるかetc.)をさらに高め、見たい情報へのアクセスをしやすくするのが次のテーマとなっている。
第一にあった大きめの本棚は、第三がまだ広々としているうちに移し、受け入れ態勢を早々に整えた。その空いた分を活かし、第一には単なるコレクション、資料性の低いものなどを集積。第一は箱を積む形での保管を基本とし、ジモティーに出品中の物品の一部も移している。かつては第一のみだったが、今は第三をサポートする役回りに。今春には第一も空室にし、トランクルームは第三の1か所のみにと考えている。
今年もトランクルーム作業が一大テーマになりそうな予感。トラ年に乗じてせいぜい励もうと思う。
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