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第653話 函館、秋田、金沢、済州島、鹿児島・・・クルーズ船でひと廻り(2024.11.17)

 9月、10月は宿泊を伴う旅には出なかった。11月に長めの旅を予定していたからで、その準備に充てる意味で控えていたというのはある。その長旅は11/5~14の9泊10日。船をメインにしたいわゆるクルージングで、この手の旅は人生初だった。東京国際クルーズターミナル発着で、11/6、10、13は「終日クルーズ」。寄港地は11/7が函館、8が秋田、9が金沢、11が済州島(韓国)、12が鹿児島ということで、太平洋~日本海~東シナ海~太平洋の反時計回りでの本州、九州などのひと廻り・・・長かったの一言に尽きる。

 そんな旅を振り返るにあたっては、クルーズそのものだったり、船でのあれこれだったり、各寄港地でのトピックだったりといろいろ考えられる訳だが、旅のお疲れもあって長々と綴るのは控えたいというのが実情。今回は風景や観光要素に重きをおき、これぞという写真を並べる形でと思う。


11/5:出港

客船のプールデッキにて
クルーズターミナル側から見たレインボーブリッジ、東京タワーなど
タワー全体は撮れなかったが、その赤色が撮れれば御の字。東京タワーはやはり映える。

11/7:函館

函館は港町埠頭に着岸。山並みは横津岳、袴腰岳などと思われる。
船は高さがあるので見晴らし良好。函館山もこの通り。
函館湾(西側)。朝はよく晴れていたが、午後は一時みぞれだったり雨だったり。最高気温は7.8℃と低めだった。
港町埠頭の空地にはJR北海道のキハ40(廃車?)がズラリ。船から見下ろす構図でなければこうは撮れない。
函館駅西側、若松埠頭からも船が見えた。直線距離にして約3km。その大きさがよくわかる。
函館観光は主に市電を使って移動。初めに向かったのは湯の川電停近くの湯倉神社。
函館八幡宮の階段からの光景。海を挟んで汐首岬などが一望できる。八幡宮は市電の終点、谷地頭から西へ400mほど。

11/8:秋田

秋田クルーズターミナル。寄港地5か所中、下船するとそこにターミナルというパターンは、秋田、済州島、鹿児島の3か所だった。
秋田港の特筆ポイントは、クルーズ客向けなどに秋田港駅発着の列車が設定されること。今回の「秋田港クルーズ列車」はGV-E400系だった。なお、秋田港駅がこのような形で利用されるのは2025年度までとの話もある。
クルーズ列車で秋田駅に着くと目の前に検測車「East i」の姿があり吃驚! 俄かに車両撮影会となった。(他のクルーズ客は概ねスルー状態)
秋田観光で向かったのは、羽越本線で2駅先の新屋。2年前に降り立った際(→駅ログ)に街歩きに良さそうな地であることはわかっていたため、訪ねてみた。まずは「合掌鳥居」が特徴的な日吉神社で参拝。
新屋=新しい家屋となりそうだが、その地名とは逆に古き佳き建物が多く見られるのが当地の特徴。写真は旧黄金井酒造。酒造が盛んな町だったが、現存する造り酒屋は秋田酒造(旧國萬歳酒造)一軒のみ。

11/9:金沢

朝の金沢港。着いたのは海に面した大浜埠頭(写真の逆側)で、港内の金沢港クルーズターミナルではなかった。右手の箱状の建物は石川県庁。金沢駅エリアは写真中央。
大浜埠頭から循環バスに乗って金沢城公園へ。乗降場所は「しいのき迎賓館」の近くで、同館では折よく「KOUGEI EXPO」なる催しが開催中。そのステージイベントでの「ひゃくまんさん」を記念に撮影。
「KOUGEI EXPO」を観覧した後、筆者は北陸鉄道浅野川線を行ったり来たり。沿線風景で一枚挙げるとすれば、この鉄道橋だろう。(粟ヶ崎駅手前、大野川に架かる橋梁を道路橋から撮影)

11/11:済州島

済州島東部にある「城山日出峰」。2007年に世界自然遺産に登録。スケールが大きくその全容が撮りにくいのが難点。
海辺に下り、日陰になった場所から撮るとこんな具合。地質学的な見どころが多々あることがわかる。
クルーズ船の港に近い場所にある「正房瀑布」。滝の落ちる先が海というのが大きな特長。
海辺から滝を見上げた図。リゾート地らしい陽気の中だったが、この付近は飛沫の効果もあって涼しく感じた。
西帰浦クルーズターミナルから出航し、次は鹿児島へ。左のひときわ高い山が漢拏山(ハルラサン)。
東シナ海の夕日。船上だからこそ撮れた一枚だと思う。

11/12:鹿児島

「MSCベリッシマ」@マリンポートかごしま。鹿児島に来てようやく船首側をしっかり撮ることができた。
センテラス天文館(展望フロア)からの桜島の眺め。この日も天気に恵まれ、鹿児島の最高気温は26.2℃。半袖で過ごした。
こちらは城山展望台からズームで撮ったベリッシマ。展望台からクルーズターミナルは直線距離で約7km。
同展望台からの市街地や錦江湾などの眺望。右奥で小高く聳えているのは開聞岳。
城山展望台からは当然のことながら桜島もよく見える。センテラス天文館からのそれとは角度が微妙に違うのがポイント。
クルーズターミナルに向かうバス車窓からもこのように間近な感じ。西日の加減で山肌がくっきり見えた。

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