ひと昔前であれば、ハガキや切手にお世話になる機会も多かったが、近年は応募用のハガキに所定額の切手を貼ったり、もともとあったハガキに不足分の切手を貼って何らかの申込をしたりといった程度で、すっかり利用頻度が少なくなった郵便関係。旅先で収集した資料等を送るのにレターパックライトを使うことはあっても、それを買うのはチケットショップだったりするので、郵便という感覚は薄め・・・郵便料金を意識することはまずなかった。
そんな郵便料金が10月に変わるというので、9月のうちにできることはないものかと考えてきた訳だが、これが特になし。低頻度なものはそうそう変わる訳でもなく、チケットショップで破格で売られていた「通常はがき」を何枚か買っておくくらいなものだった。ともあれ、定形郵便物(封筒類)は重量区分がなくなった上で、84円も94円もそろって110円(~50g)になり、ハガキの方は63円から85円に。郵便離れが加速しそうな値上げである。
値上げ前に最後に出した通常はがき(不足分追加)は羽田空港見学会の申込用、専用応募ハガキに63円分の切手を貼って出したラストは「2024夏のヤマザキフェスティバル」ということになった。発送したのはそれぞれ7/7、8/27。ハガキ関係が85円になるとすると、こうした申込や応募もぐっと減りそうな予感はある。あとは手持ちの端数分をどれだけ使うか… どっちみちあまり影響はなさそうだ。
10月1日を以って値上げされるのは郵便料金の他に運賃関係がある。身近なところでは国際興業バスの「東京都内の路線バス全線(東京都と埼玉県をまたぐ路線の東京都内区間を含む)」が大人230円→240円というのがあるが、これは現金払いの話。ICカードを使う分には据え置きなので影響はないと言える。残念なのは、IC一日乗車券が大人700円→800円にアップする件。700円でもどうかと思っていたところさらに+100円となると、気乗りも乗る気も減退してしまう。4回乗れば元は取れる計算だが、それなりの数の目的地がないとおトク感は得られないだろう。結局、700円の間に利用したのは第618話に記した5/27の周遊時の1回限り。使いそうで案外使わないのが国際興業バスと言えなくもない。
鉄道の方も「運賃改定」と称して、10月は値上げの月となっている。その数は8社。鹿島臨海鉄道、関東鉄道、秩父鉄道、天竜浜名湖鉄道、伊予鉄道、松浦鉄道、甘木鉄道、肥薩おれんじ鉄道が該当する。ここ一年の間に、秩父鉄道、天竜浜名湖鉄道、伊予鉄道に乗ったが、運賃が上がる前だったのはちょっとした巡り合わせとでも言うべきか。先手先手で動こうと改めて思う秋である。
食欲の秋という中にあって、価格が上がる食品があるのは何とも言えない感があるが、諸事情を考えると致し方ないのだろう。筆者にとってはあまりご縁はないものの、「きのこの山」と「たけのこの里」、「ハッピーターン」、「うまい棒」といった菓子店で見かける系が高くなるというのは少なからずインパクトを覚える。このうち、「きのこの山」「たけのこの里」「ハッピーターン」については指標としてわかりやすいので、9月のうちに然るべき店舗で価格を調べておいた。10月に入ってどのように変化したか、頃合いを見計らって調査しようと思う。
暑さで音を上げる日々が去ったかと思ったら、次は音ではなく値の上げが待っていた。多少なりとも影響のある値上げ品もあるだろうから、そこは見極めが必要か。うまく乗り切りたいものである。
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