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第618話 電車・バスでGO GO・・・5年5月の外出ふりかえり(2023.6.1)

 大型連休も晴れが基調だったし、今年の5月は総じて過ごしやすく、外出する機会も多めだった。

 5月5日の「5並び」の日も第617話に記した通り、それなりに動いた一日だったが、その他にも一定距離を移動した日はいくつかあって、鉄道やバスを使った日を挙げると5月2日、6日、10日、13日、16日、27日といった具合。自転車で遠出した日のあれこれは今回は除くことにして、公共交通機関を使っての外出について軽く振り返ってみようと思う。(令和5年5月に沿った題とするなら、公共交通機関で「GO GO」といったところか)


5/2(火)

 入社時以来となれば旧友と言っていいであろうAさんと会う機会を得て、所沢へ。顔を合わせたのは新入社員研修が最後だった筈なので相当な年数が経っている訳だが、お互いに「顔認証」というのは利くもので待ち合わせで行き違うことはなかった。ランチを兼ね、地産地消+ビュッフェ形式の店で会食など。あっという間の3時間余りだった。次は勝手知ったる?本社ビルに招いてもらう予定。(株主総会が同ビルで開かれていた頃はご無沙汰になることはなかったが、会場が変わり、近年はオンライン化されたこともあり、すっかり縁遠くなってしまったという背景がある。ありがたい話である。)

 所沢に行くとなれば、短距離ではあっても特急「Laview」に乗らない手はない(実は初めての乗車)。時刻表では池袋10:30発→所沢10:50着だったが、上り列車が池袋に着くのを待ってからの発車だ何だで発・着とも数分遅れ。より長い時間、特急列車を堪能できたという点ではよかったと言える。

「Laview(ラビュー)」デッキ部。車内は黄色が基調色。
乗ったのは特急「ちちぶ」11号。池袋の次は所沢。快適な約20分だった。
駅ビル「グランエミオ所沢」セントラルプラザにある大型ディスプレイでも「Laview」を随時PR・・・コピーは「車窓も、車両も、美しい。」

5/10(水)

 この日は終日OFF。平日にまとまった時間がないとなかなか足を運べないと考えていた渋谷の二つのスポットに行くことにした。タワーレコードとMIYASHITA PARKである。

 タワーレコードでは約90分、MIYASHITA PARKでは約50分を過ごし、それぞれ満喫。タワーレコードでのメインは、8階「Space HACHIKAI」で5/2~28に開催された「山下達郎『CITY POP UP STORE FOR YOU@TOWER RECORDS SHIBUYA』」で、展示、グッズ、LPなどを存分に見て廻った。自分でプレーヤーを操作してアナログ盤を試聴したり、「超高音質オーディオシステム」コーナーでアルバム「FOR YOU」を聴き入ったりというのもあって、すっかり長居状態。懐かしくも新鮮・・・「FOR YOU」の名盤ぶりを再認識することができたのが何よりの収穫だった。

久々のタワーレコード。入口には大きく「CITY POP UP STORE FOR YOU」のPOPが掲示され、気分が高まる。
「Space HACHIKAI」エントランス。会場は全面的に達郎ワールド。
1976~1982年に発売されたLPと「タツローくん」デザインのカプセルトイ(全8種類)の見本。いわゆるガチャガチャなので、どれが出るかはお楽しみなのだが、この日は見事に品切れ中につき、見本を眺めるばかり…
超高音質オーディオシステムで聴く「FOR YOU」。どの程度「超」なのかは不明だが、アナログ盤ならではの音圧などを実感することはできた。
「FOR YOU」アナログ盤をレコードプレーヤーで聴く図。A面1曲目「SPARKLE」を聴きながら、同様の盤をレンタルレコード店で借りていた頃をふと思い出す。

 6月は6階に会場を移してアンコール開催がされるのだとか(6/6~25→参考)。渋谷に行くことがあれば、また覗いてみようと思う。

MIYASHITA PARKは道路を挟んでNORTH、SOUTHに分かれる。2階~R階は南北をつなぐ通路があるので、回遊性は高い。
R階(屋上)は宮下公園。山手線などを見下ろすことができる。タワーレコードは線路向かい。
生まれ変わった宮下公園は、渋谷エリアのちょっとしたオアシス。歩き疲れた時にひと休みできるスポットとして重宝しそうだ。
MIYASHITA PARKの南側からは渋谷駅を発着する列車がよく見える。トレインビュースポットとしても上々だと思う。
MIYASHITA PARK「SOUTH」外観。1階は全国の地方別の飲食が楽しめる「渋谷横丁」。インバウンド客で賑わっていた。
渋谷駅東口からズームで撮るとこんな感じ。奥に見える高層建築は「sequence MIYASHITA PARK」。言うなればホテル棟。

5/13(土)

 あいにくの雨模様だったが、東京大学の「第96回五月祭」へ。今年は事前予約不要だったので、フラリと出かけることができたのはよかったものの、それゆえ人出も多くスムーズに廻れなかった。傘の波の中を進まないといけないのはなかなかハード。とりあえず農学部の「利き酒」イベントは外せなかったので、その整理券配布時間に合わせて動き、利き酒を終えたらあとは気の向くままという感じで過ごした。

五月祭、第96回のテーマは「はなみどり」(→参考

 雨で出足が鈍りそうなものだが、人気がある展示が長蛇の列になるのはいつものことなのだろう。「東大水族館」は30分ほど並んでようやく入場。並んだ甲斐はあったと思うが、最高学府ならではの待ち時間の工夫があってもいいように感じた。
東大に着いたのは12時過ぎで、出たのは閉場時間(18時)近く。滞在時間約6時間というのは我ながら吃驚である。

五月祭名物の利き酒。時間が限られているので、あまり深く追求できないうちにお開きになってしまうのが残念ポイント。
東大水族館ではいろいろ撮らせてもらったが、意外とうまく撮れないもので... このトラザメはよく撮れた方だと思う。

5/16(火)

 23区内にある美術館や博物館は学生時代に可能な限り巡っていて、当時としては未訪分を数える方が早かった。その後に新たに開館した分については十分にフォローできていないので、今となっては訪ねたことのない館の方が多いかも知れない。

 朝倉彫塑館は、学生の頃に行きそびれた一つ。本年の「国際博物館の日」記念事業で入館無料になるとの案内を見つけ、その対象日に出かけた。「国際博物館の日」当日は5/18だが、朝倉彫塑館は月と木が休館日につき、前々日が対象日。ありがたく入館、見学させてもらった。

朝倉彫塑館「本日無料」

 彫刻作品も見ものだが、当館は建物そのものが博物館のような趣で、その様式や設えも大きな見どころ。建物は国の登録有形文化財で、庭園を含めた敷地全体は国の名勝というから凄い。入館したのが遅めだったので1時間ほどの滞在だったが、時間に余裕があれば少なくともプラス30分コースだろう。彫像のみならず、建築、庭園に関心のある方もぜひと思う。

館内は一部を除き撮影NG。来館記念に何か撮るとしたら、屋上からの眺めということになる。谷中霊園が近いため、その方向は展望が開け、スカイツリーもこの通り。
朝倉彫塑館正面。屋上の彫像が目を惹く。作品名は「砲丸」。
朝倉彫塑館北側の細道を散歩していたら、ネコが寄ってきて小休止。谷中と来ればやはりネコ。ネコに遭遇する前提で余裕のある散策プランを立てたい。

5/27(土)

 川口市には国指定の重要文化財の建物がある。川口元郷駅から北に行った先にある「旧田中家住宅」がそれ。100年前の1923年に竣工した三階建ての洋館、洋館に寄り添う形で1934年に増築された二階建ての和館などからなり、見どころは多い。前々から気になっていたが、川口駅近くにグランドオープンした「樹モールプラザ」を見に行くのに合わせて来館。赤羽エリアから川口駅方面にバスで行こうとするとどこかしらで一度乗り換える必要があるので、国際興業バスの「IC一日乗車券」(700円・・・4回以上乗る場合はおトク)を使うことにした。旧田中家住宅は、その乗換ポイントのうち最も利用しやすい位置合いにあったので好都合。10時半頃に入館したが、すっかり魅入ってしまい、出たのは約2時間後だった。

旧田中家住宅。入ってすぐ目に付くのはこちらの洋館。
洋館3階にある大広間。迎賓用の部屋で、柱、窓、床などどれも凝った様式になっている。天井と壁は漆喰を使用。ロココ調の肘掛椅子なども見もの。
庭園に出ると、洋館と和館の配置がわかる。どちらも名建築だと思う。

 主旨である筈の「樹モールプラザ」の方はそんな訳で二の次に。ひととおり館内を見るなどしたが、こちらは50分ほどの滞在だった。

 赤羽駅に戻った後は、普段は自転車で出かける前野町のイオンスタイルへ。屋外駐車場の一角で体力測定などの催しがあったのでそれに参加し、そこからはまたバスで板橋区内を巡った。同行の細君の買い物等の兼ね合いもあって、この日乗ったバスは何だかんだで15本に。いつもながらノリノリだった。が、バス停までやバス停からの距離がある移動も結構あって、それらは当然乗った本数に比例。旧田中家住宅でもよく歩いたので、歩数は軽く15,000を超えていた。これまた仰天である。

東武東上線の上板橋、ときわ台の中間辺りからバスに乗って志村三丁目方面へ。この日9本目のバスに乗ったのは18時過ぎ。若木通りを通るバスは初めて乗った。

 6月はまた泊まりがけの旅に出る予定。「GO GO」モード、しばらく続きそうである。

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