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第622話 閉店&開店@赤羽エリア(2023.8.1)

 どこの地域も似たようなものかも知れないが、筆者地元の赤羽エリアではここのところ一定規模の店舗の閉店、開店が相次いでいる。

 ここ3か月ほどの間だけで、西友赤羽店の閉店(5/2)、ダイエー赤羽店2階・3階の専門店などの閉店(6/30までに順次)、ドン・キホーテ赤羽東口店の開店(6/30)、ホテルB4T赤羽の開業、同ホテル1階のNewDaysの開店(7/7)といった具合。そして7/28は、待望のイオンスタイル赤羽がグランドオープンした。

 西友、ダイエー専門店、イオンスタイル、その他に分けて、それらの当日の様子などを紹介する。


西友

 昔からの建物はそのままで、本社が移ってきたり、2010年7月には「リフレッシュオープン」したり、とにかく持ちこたえてきた観が強かった西友赤羽店。赤羽にはかつて1号館、2号館の二店舗があって、2号館の方が残っていた。2号館にあたる建物ができたのが1974年のことなので、2023年の閉店を以って49年の歴史に幕ということに。老朽化が先か再開発が先かはともかく、半世紀近くそこにあったというのは快挙と言うほかない。セルフレジの原型「スグレジ」が導入されたのは2013年のことで、その後も基本的にはセルフレジを利用。会計に時間がかからないというのは何につけありがたかった。5%OFF(参考→第589話のお世話にもなったし、24時間営業というのがまた頼もしかった。

 利用頻度は決して少なくなかっただけに閉店の報を知った時は衝撃を受けた。最後に来店したのは5/1。トイレットペーパーとボタン電池を10%OFFで買った。セルフレジでは割引モードの操作ができないので、この時は有人レジへ。記念の買い物となった。

「ぴあmap’89」掲載の赤羽拡大図。西友は1号館と2号館があり、2号館の斜め向かいにはダイエー(別館)があったことがわかる。ダイエーにはチケットぴあ、西友にはチケットセゾンがあるのも当時ならでは。赤い●は公衆電話(電話ボックス)を示す。
2010.7.15、リフレッシュオープン初日に撮った一枚
リフレッシュオープン記念でもらったエコバッグも今となっては貴重品。トランクルームなどで保管していたため、状態は良好。
西友の強みは年中無休&24時間営業・・・2023.1.1の深夜近くに来店した際、記念に?撮らせてもらった一枚。西友ストアーが誕生したのが1963年ということで、2023年は「西友60歳」の節目の年だった訳だが、本社のある赤羽店は閉店に。
「赤羽店敷地の再開発に伴う閉店のお知らせ」・・・5月2日(火)18時をもって閉店
本社の社屋と西友の店舗は建物としては一体でも独立した形態だった。本社の正面入口は車道(バス通り)に面していて、バス通り側から店舗に行くには屋内通路を経由する必要があった。
店舗側のフロアマップ。かつては2階から上にも売場があったが、リフレッシュオープンの時点では1階と地階のみに。いわゆる日配品は1階で、レジも1階だった。
店舗側の正面入口にあたる公園側出入口。メインの駐輪場もこちら側にあった。
閉店前日の5/1、トイレットペーパーとボタン電池を購入。これが閉店前最後の買い物となった。
5/1、公園側から撮った西友赤羽店。特徴的な大きな斜面は、中野サンプラザに通じるものがある。
最終日の5/2は、閉店セレモニー後に訪ねた。西友の広報関係と思われる方が扉が閉まるその瞬間を記録しているところだった。
5/2、公園側出入口の扉が完全に閉まったのは18:55頃。この時カメラを向けていたのは、関係スタッフと筆者のみだった。

ダイエー専門店

 ダイエー赤羽店3階の専門店のうち、時々訪ねていたのがヤマダ電機とSeria。両店とも6/18が最終日だった。記念というほどではないが、ヤマダ電機ではその日にSDカード(特価品)を購入。Seriaは店内をひとまわりして見納めとした。

 ヤマダの方は全面建て替えで誕生したイオンスタイル赤羽に移る形で再開。Seriaは赤羽エリアからはなくなってしまい、北区内では王子神谷界隈まで足を延ばさないといけなくなった。

 専門店フロアに動きがあれば、次は1階ということになる。2012年3月に全館リニューアルオープンして安泰と思われていたダイエー赤羽店だったが、その1階も今年9月10日が最終日。西友に続きダイエーもとなると、赤羽駅東側の大型スーパーが消える形になるが、道を挟んだ西側にある別館を活かすことでダイエーは何とか継続する。別館1階(元イオンバイク)に食料品関係をシフトし、9月20日に再開する予定。本館にあたる建物はいよいよ建て替えられることになる。(ダイエー赤羽店の過去の様子→第438話

「専門店フロアは2023年6月末をもって閉店」・・・実際は順次閉店で、ヤマダとSeriaは6/18が最終日だった。
こちらはダイエー赤羽店の「営業終了のお知らせ」。本館の工事中に別館を間借り・・・これは小田急百貨店新宿店も同様(参考→第602話
ダイエー正面入口前はちょっとした広場があっていて、こうした演奏会が開かれることも(5/20撮影)。建て替え工事が始まるとしばらくお預けか。
西友側から見たダイエー赤羽店(6/16撮影)。なかなか堂々とした建物で、まだ持つものと思っていたら遂に建て替えということに。Seriaも過去形になってしまった。
かつてイオンバイクがあった別館の1階。イオンバイク閉店後は、催事会場として使われ、4/22~6/20は衣料品や雑貨等の「売りつくし」などが行われた。
売り場面積は縮小されるが、ダイエー赤羽店(主に食料品・日用消耗品)は9/20に別館で復活予定。本館竣工後に別館がどういう扱いになるのかは不明。

イオンスタイル

 建て替え前は、イオン赤羽北本通り店だった。2020年の閉店時などの様子は、第546話に綴っているので、今回はグランドオープン初日、7/28について。ただしイオンは店内撮影NGの強度が高めなので、ここに載せられるのはあくまで店外、または外から撮ったものということであしからず。

グランドオープン初日のイオンスタイル赤羽(西側)。メインゲートは西側にある。1階は「食品と専門店のフロア」、2階は「ヘルス&ビューティと暮らしの品・専門店のフロア」。
イオンスタイル赤羽、北側。ヤマダはダイエー赤羽店からの移転、スターバックスは赤羽エリア2店目の出店、ドムドムバーガーは同地で復活、丸亀製麺は赤羽エリアのみならず北区で初の出店・・・各ブランドそれぞれに出店の背景が異なるところがまたポイント。
メインゲート前にできた1階(食品売場)入場待ちの行列など。筆者が来店した10時過ぎはまだ入店規制はかかっていなかったが、程なくストップがかかり、正しくギリギリセーフだった。有人レジに並ぶ人数も並々ならぬものがあったが、そこはお得意の「レジゴー」でクリア。ダイエーには「レジゴー」はないので、赤羽エリアでは初導入と思われる。
前身のイオンやダイエーだった頃も人気店だった「ドムドムバーガー」もカムバック。予想はしていたが、初日から大人気で長蛇の列を成していた。
「イオンスタイル赤羽History」・・・筆者が知るのはDマート、ダイエー、イオンの流れで、それぞれで何かとお世話になった。猛暑が落ち着く頃には人出も程々になるだろうから、その頃に改めてと思う。

その他

ドン・キホーテ赤羽東口店

赤羽にありそうでなかったのがドン・キホーテ。6月下旬開店とのことだったが、その日付は直前までわからなかった。
開店したのは下旬というよりも末。6/30だった。その日に様子を見に行ったが、会計待ちの大行列が店内を埋めていて、買い物どころではなかった。ドン・キ名物と言えばそれまでではある。

ホテルB4T赤羽

赤羽駅南口の西側にあった「ホテル赤羽」が廃業し、その建物を活かす形で「ホテルB4T赤羽」に転換。5/20に前を通ると概ね仕上がっていて、NewDaysが準備中という状況だった。
そして7/7、「ホテルB4T赤羽」とNewDaysがオープン。おにぎり、スイーツなどが30円引きとなればそれなりに混みそうだが、なぜか閑散としていた。
30円引き対象品三つを買って390円のところ、セルフレジ利用でさらに5%OFFに。このキャンペーン、7/13までと長めだったので、その後も何度か利用させてもらった。

ウエルシア薬局エキュート赤羽みなみ店

赤羽駅南口の改札隣にはNewDaysがあったが、ホテルB4T赤羽に移転するため1/31に閉店。次に何が来るのかと思っていたら、ウエルシア薬局だった。
ウエルシア薬局エキュート赤羽みなみ店は、6/1オープン。これまで赤羽駅周辺に同チェーンはなかったので、小さいながらもそれなりに需要はありそうだ。

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