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第554話 復調と変調(2020.10.1)

 第545話に記した「左の痛み」のうち、アクシデントに伴う肋骨部などの痛みは治まるまでに概ね1か月を要した。慢性的な痛みの方は「Gゼロクッション」効果もあってか、だいぶ緩和されたかに思えたが、8月時点で肩に関してはまだまだで、臀部もまた痛み出した。これは何とかせねばと思い立ち、地元にある「ボディーセラピー」の店を訪ねる。オープン当初に利用して以来、ずっと様子見していたが、今年は感染症云々やら、件の打撲やらで機を逸していた。9月のキャンペーン・・・ヒートジェルマッサージ(=部分痩せ)なるものも惹かれるものがあったので、店頭で予約。9月6日、60分コースで左肩を中心に、左腕、左の股関節などを主にほぐしてもらった。(ヒートジェルの方は、自分で腹部などに塗って施術のついでに揉んでもらうスタイルだったが、肝心のヒートが伝わるには厚みがあったようで、あまり実感は得られなかった。)(^^;

9月のキャンペーンは「部分痩せをサポート!」
ヒートジェル(イメージ)。9/6、21に試用したが、効果のほどは不明。9/13は、炭化チタンのシールを左上腕に貼ってもらった。シールの効き目はあったと思う。

 施術前に、左が下がっているとの指摘があり、この日はそれを正すのが主旨だった。いわゆる「肩甲骨はがし」のアプローチもあり、肩の痛みは緩和され、股関節周りも是正。激痛に耐える場面は少なからずあったが、おかげで姿勢は多少良くなったようで、左下がりはとりあえず解消。翌日、翌々日に何らかの反動があるのは織り込み済み。その週のうちに臀部の痛みもあまり感じなくなっていた。

 こうした施術は継続が大事で、ほぐれたところがまた硬くなってしまう前に二手、三手と繰り出すのがいいとのこと。9月13日は、一回のコースとしては最長の80分をかけてじっくりやってもらうことにした。1回目で積み残しとなっていた肩甲骨、上腕(主に左)の続きに加え、懸案の首周りも。両肩が水平でないところでは首は斜めになってしまうが、そこを垂直を保とうとすることで首に負荷がかかり、横に振るのに必要な筋肉の動きもおかしくなるのだとか。この日、首については暫定処置、左上腕も外側は概ねほぐれ、内側が一次段階といった具合だった。上腕には三つの筋肉があって、それらが別々に動くことで一定の機能を果たすが、筆者の場合はそれらが束状にくっついてしまって、「切り離す」のにひと手間を要する状態だった。点で押し、点が緩んだところに線を入れ、徐々に分離していくというのがプロセスだが、一回の施術ではその段階まで至らないケースもある。かくして、次は9月21日にと相成り、9月は計3回お世話になった。時間にして、60+80+60で、トータル200分(実際には重点箇所を念入りにやってもらったこともあり、料金そのままでプラス〇〇分)。ありがたい限りである。

 2回目で時間をかけてもらったのは、右足の指や甲の部分。8月に鈍い痛みを感じ出し、特に中指の関節を触ると突き指のような痛覚があり、何となく気になっていた。話をすると、右脚から腱をたどった上で足裏、その後、足指の付け根、甲などを連鎖的にほぐしてもらい、痛みの原因も明らかに。幅広の靴を履いていると、足先が横に伸び、元々の形状であるアーチが平たくなってしまうことがあるそうで、アーチ状によって吸収される圧が指の付け根に来てしまい、関節などにも響く・・・さらには、平たい状態で指先が出っ張ることで、靴の中で突き指状態になることも… ごもっともだと思った。手招きするような動きで足先を丸めることで、意識的にアーチをつくるのが予防策。時々は痛むが、おかげでずっと楽になった。

 3回目では、肩甲骨はがしの仕上げ、左上腕内側の分離、首周りのより深部のほぐしなど。右腕もおかしかったが、右手の指や関節が痛い時期があったとの話をヒントに、指から腕へのアプローチでうまくほぐしてもらった。2回目でやってもらった指と腱の応用編とも言える。左腕もこの手法でより確実にほぐしてもらい、8月、9月で気になっていた点はひとまず収束。この流れを受けて、10月のキャンペーンは、「シアバターでハンドマッサージ」となり、「特に親指の付け根を調整すると、肩や腕の方まで楽になる可能性が高い」といった触れ込みになっている。お店にとっても好材料だったようだ。

 3回にわたる施術で、左の肩、上腕、臀部のほか、首、太もも、右腕、右足指の痛みは緩和された。転倒時にぶつけた肋骨部に残っていた(と思われる)痛みもあわせて追い出してもらえた。左肘は、電気的な痛みが走ることがあったが、それも今はなくなった。課題は、ほぐすと別のコリが露わになること。どこを押しても痛くないというのが理想だが、際限ないので様子見モードにしてもらい、次回は10月14日と少し先にした。

 間隔を空けずにほぐせるだけほぐした方がいい気はするが、どのくらいでまた硬くなってしまうのかを検証するのもいいと考えた次第。次回がある意味楽しみではある。

 さて、ここまでの感じだといかにも「復調」したように見えるが、9月は「変調」も多かった。9日からは謎の口内炎、その週と翌週には右上の歯の知覚過敏(再発)、21日朝には首の後ろを中心に赤い発疹が出現し、その週は痒みに悶々・・・28日、29日は、その首がひどく凝って、後頭神経痛を疑う状況に。週替わりで何かしらに見舞われ、10月に入ってようやく落ち着いた?ところである。

赤いボツボツは当初、蕁麻疹と思っていた。が、ちっともひかず、9/22もそのまま(むしろ悪化)。痒みも増していたので、祝日も対応している医院へ。この手の皮膚科案件は何が原因か特定できないのが常。かぶれ?ということで、内服薬を処方してもらうなどして会計は1,090円だった。思い当たる要素はないが、タチの悪い毛虫系の皮膚炎だった模様。
知覚過敏の一件では、口内炎が治まった頃合いで歯科へ。大した処置はされなかったが、助言の方はしっかり聞き出し、こうした一品を使うことにした。基本的に歯磨き粉は使わない筆者だが、コーティング用で使うのは一理ある。いつものマイナスイオン歯ブラシで磨いた後、これで軽くこすり、あとはすすいで終わり。思いがけず新しい習慣ができた。

 そんな復調と変調の日々を過ごし、また一つ年をとり... 誕生日以降は復調基調で行きたいものだと思う。

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