令和6年になり、東京モノローグは今回で634話となった。定例のペースで行くと、3月1日更新分は第636話になるので、その次の更新を15日ではなく前倒しで7日にすると、6年3月7日に第637話ということで日付と話数を合わせられるのだが、それは気が向いたらといったところ。とりあえず634と来れば「むさし」につき、ここは一つ語呂合わせネタでと思う。
社名等で「武蔵」や「ムサシ」が付くものはきちんと調べていないがそれなりの数はありそうだ。身近なところでこれというのはないものの、通りがかった中で思いつくのは武蔵野銀行、むさしの森珈琲の二つ。大学では武蔵大学と武蔵野大学がある。
旧国名である武蔵国の範囲においては、東京都武蔵野市が自治体名では筆頭。武蔵野市内ではないが、広さのある公園では、武蔵野公園、武蔵野の森公園が挙げられる。
武蔵国のほか、宮本武蔵に由来する分なども含め、とにかく「武蔵」が付く駅を50音順で列挙すると、
宮本武蔵、武蔵五日市、武蔵浦和、武蔵小金井、武蔵小杉、武蔵小山、武蔵境、武蔵白石、武蔵新城、武蔵砂川、武蔵関、武蔵高萩、武蔵塚、武蔵中原、武蔵新田、武蔵野台、武蔵引田、武蔵藤沢、武蔵増戸、武蔵溝ノ口、武蔵大和、武蔵横手、武蔵嵐山
と結構な数がある。旧国名を冠する駅名で多いのは「伊予」と「紀伊」が2トップだが、その条件で言っても「武蔵」は十分上位。それら21駅はいずれも乗降済みなので、探せば駅名標などの写真をまとめて紹介できなくもない。が、ここは絞って近年に撮った分でということで。
駅以外の鉄道関係では路線名や列車名がある。路線ではJRの武蔵野線や武蔵野貨物線があり、列車では大宮~府中本町・八王子を武蔵野線経由で走る「むさしの号」、西武の特急「むさし号」(池袋~飯能)が代表格。付け加えるなら、西武には武蔵丘車両検修場がある。武蔵丘駅があってもよさそうだが、あるのは信号場。車両検修場でイベントがある時は臨時の直通列車が運転される。
634の方に着目するなら、東海道新幹線の「ひかり634号」(新大阪6:11発→東京9:09着)がまず挙げられ、あとは6:34発の列車とか。「武蔵〇〇」駅に因むもので調べたところ、武蔵浦和6:34発の新宿行きが平日に、新木場行きが土休日にあった。武蔵浦和行きは、土休日に板橋6:34発というのがある(3/16のダイヤ改正で変わる可能性はある)。
鉄道車両の形式では、そのものズバリの東武634型「スカイツリートレイン」がある。東武と言えば東京スカイツリー。スカイツリーの高さ(634m)にちなんだ形式名だが、そもそも武蔵にあやかって634mとした経緯もあるのだから、愛称は「武蔵トレイン」や「MUSASHI TRAIN」とかでもよかったような… 走っているのは伊勢崎線・日光線などの東武本線側。「武蔵」が付く駅はその範囲にはないので、634型と武蔵〇〇駅を組み合わせたコラボ的な一枚は撮れない。
その東京スカイツリーはこれまで遠くから眺めるばかりで、直下に来たことは数えるほど。料金を払って「天望デッキ」などに行く件はとんと後回しになっていた。
2012年5月のオープンだからかれこれ12年近くが経過。どうせ行くなら何らかの企画なり催しなりとセットでと考えていたら、今を時めく「ちいかわ」のコラボイベントが開催されるというので「これは!」となる。第634話を前にスカイツリーというのは出来過ぎのような観もあるが、狙っていた訳ではない。あくまで偶然である。
イベントを知ったのが遅かったため、出かけたのは会期最終日の1/16。満を持してソラマチとスカイツリーに足を運ぶ。どちらも中に入るのは初めてだった。結果、ソラマチでは11時~15時(昼食含む)と19時台の40分ほど、スカイツリーではゲートを通過してから「天望デッキ」に上がるまでの待ち時間などを含め、約4時間の滞在に。日中、夕方、夜とそれぞれの景色を満喫できた訳だが、高いところで長時間過ごしていたことに違いはなく、我ながらよくもまぁである。
という訳で、以下はスカイツリーの外観、「天望」の各エリア(デッキ:340~350m、回廊:445~450m)からの眺めなどからのセレクション。634mからの眺望ではないが、その高さの建物からという点で一応634にまつわるものとしてご覧いただければと思う。
さて、634を和暦の年月日で見れば、令和6年3月4日が正にその日に当たる。武蔵国一之宮(氷川神社、小野神社など)で御朱印をいただくもよし、郵便局の取扱店番号(00634など)に合わせて、その局のATMで入出金(&通帳記帳)するもよし・・・何らかの634記念をと考えている。
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