Skip to content

第669話 令和7並びの猛暑日(2025.7.15)

 「令和3並びの日」(第565話)、「令和5並びの日」(第617話)に続き、さる7月7日は和暦奇数の数字並びの日。スリーセブンやトリプルセブンと称す向きもあるが、ピンと来るのはやはり「7並び」だろう。30年前の平成7年の時もそうだったが、鉄道各社はこぞってその手の記念きっぷなどを発売してくれるものだから、こちらも何社分かは手に入れたいと思う訳で、当日発売開始分の中から目星を付けることになる。

 重視すべきはきっぷの内容ではあるが、遠出してまで買いに行こうとは思わず、自ずと発売駅のアクセスのしやすさが要点になる。有力候補は、京成電鉄の「令和7年7月7日記念乗車券」、東武鉄道の「令和7年7月7日スリーセブン記念乗車券」の二つ。朝早くに地元駅から日暮里駅に出て、京成分を買い、次は日暮里から常磐線で北千住(または都バスで浅草)に向かい、東武分をゲットといった感じでプランを立てたが、その日が猛暑日予想となったことで考えが変わる。令和七年七月七日の御朱印を七が付く神社でいただきたいというのもあったので、レンタカーを使うのがいいのでは?と相成った。

 暑い日は外にいる時間をできるだけ減らしたい。クルマならエアコンの利いた空間ごと移動するイメージだから、暑熱に接するのは駐車地点から目的地までの徒歩移動分に限られる。我ながら妙案と思っていたのだが、実際は甘くなかった。移動中、日射が照り付ければ窓ガラスを通じて熱が伝わってくるし、高熱の下で長時間停めていれば、車内はとんでもないことになるし… 決して低リスクとは言えなかったのである。

 車体が熱を帯びるとエアコンの利きが悪くなるのか、設定温度をどんなに下げても、風量をどんなに上げても涼しくならない場面があって、大いに苦慮した。加えて、後部座席用の吹き出し口から涼風が全く出ず(むしろ温風状態)、それに気付かずその空気をしばらく循環させていたものだから、一時は修行の如し。吹き出しを遮断したら幾分マシになったが、そんなエアコンがあっていい筈はない。車種をもとに、実例や体験談などをいずれ調べてみようと思う。

 大変な面もあった訳だが、結果的には大過なく、所定のテーマをひととおり果たすことはできた。もっとも単独行動では難しかった点がいくつかあり、同行の細君に動いてもらったおかげで叶ったというのが正直なところ。感謝感謝である。

 以下はそんな7月7日のダイジェスト。ひとつご笑覧?のほどを。

朝から動くので、少々早起き。おかげで7:07:07の瞬間を収めることができた。

1.まずは京成線

 毎度おなじみのレンタカーは8時半の開店。すでに暑かったが、店までそれほど遠くはないので、特に支障はなかった。自宅と当店との行き来が歩く距離としては最長なので、ここさえ何とかなればあとは楽なもの。いつもの手続きを経て、8:40には店を出た。車内はよく冷えていて快適だった。

 赤羽エリアから京成電鉄の記念きっぷ発売駅をめざすとすると、日暮里か千住大橋になる。その後で東武線の駅に行くことを考えると、日暮里では動きにくくなりそうだったので、千住大橋に向かうプランに。きっぷ目当てのお客が少なそう、クルマの待機場所も駅前にありそう、そんな判断もあった。

 千住大橋駅に行くには、どこかで隅田川を越える必要があり、どの橋を渡るかがちょっとしたポイントになる。明治通り~日光街道が基本筋で、駅名と同じ千住大橋を経由するのが早道だとは思ったが、スロー派の筆者は梶原で明治通りから離れ、都電荒川線沿いに進み、熊野前から1.4kmほど東に直進してから北上・・・尾竹橋で隅田川を渡るルートを選んだ。

 尾竹橋通りからの墨堤通りというそのルートは、ジグザグ感はあっても日光街道(千住大橋)経由よりも多少はショートカットになる。都電沿いなど、素直に東進する区間が長いためだが、これがあまりよろしくなかったようで、南からの日射が運転席側に直撃する時間も自ずと長くなり、エアコンの利きが思わしくなくなる展開に。水分を摂りつつ何とか凌ぐ恰好になった。

梶原から町屋まで、都電荒川線と並行する「都電通り」が続く。小台で信号待ちしている間、通行記念に撮ったのがこの一枚。都電通りを東に進むにつれ、窓から伝わる熱が上昇。車内が暑くなっていく。

 そんな悪条件に輪をかけるように、今度は右折NGや進入禁止に翻弄されることに。尾竹橋通りと墨堤通りが重なる千住桜木町交差点では、北に向かって右折すれば千住大橋駅方面に行けるところ、直進か左折のみだったことで迂回を余儀なくされた。左折後に廻り込んで再度交差点に入ると400mほどのプラス。何とか墨堤通りに入り、千住緑町界隈を走り、駅の北側に向かった。

 が、あと少しで駅という段になって、進入禁止の標識に阻まれる。仕方なくアクセスできそうな道を辿るも、あえなく日光街道に出てしまい徒労状態に。千住緑町に戻り、今度は踏切を渡って駅の南側をめざしたら、あっさりロータリーに行き着いた。エアコン云々の件もあって、ひと苦労の末の到着。クルマを停車できるスペースがあったのは何よりの救いだった。

前述の行程を地図で示したのがこちら。A、Bまでは良かったが、Cで右折ができず、迂回してからのEに。Gから先はH、I、Jと周回し、やっとこさK、L。千住大橋駅を出た後は、千住宮元町交差点から再びIの向きで北上し、西新井橋を越えた。
千住大橋駅。道路事情がわかっていれば、10時前には着いたものと思われる。

 目の前に駅があれば迷いようはない。細君に買いに行ってもらうと、すぐに戻ってきた。何だかんだで10時を回っていたが、さすがに売り切れということはなく、しっかり確保。第一ミッションは無事クリアとなった。

駅に着くまでの間(9時台)の気温は31℃だった。ピークではなかったが、日射が当たれば体感温度は上がる。一応曇りベースではあった。

2.次は東武の駅

 千住大橋駅に近い東武の駅と言えばズバリ北千住。ここで買えれば手っ取り早いのは言うまでもないが、ロータリーなどで一定時間とどまるのはまず無理だろうから元々その気はなかった。

 発売駅で次に近いのは西新井で、そこが駄目なら竹ノ塚といった感じで二段構えで臨む。日光街道を400mほど進み、再び墨堤通りを通り、往路で右折NGだった千住桜木町交差点を今度は難なく右に曲がれば、本日初となる西新井橋。荒川を越えると、西新井駅まではあと2.4kmとなる。

 紆余曲折はなく至ってスムーズに駅の西口界隈に到着。駐車可能なコンビニを下調べしておいたこともあり、楽勝だった。筆者が行っても良かったのだが、基本的にクルマで待機。駅には再び細君が出向き、程よいタイミングで帰ってきた。他に購入者はいなかったようで難なく買えた様子。第二ミッションも果たせたところで、次はランチということで、日暮里・舎人ライナーの江北駅近くにあるココスに向かった。

京成電鉄「令和7年7月7日記念乗車券」(左)と東武鉄道「令和7年7月7日スリーセブン記念乗車券」(右)。どちらも1,000円。大手私鉄の記念乗車券だけあって、デザインや構成はどちらも秀逸。

3.猛暑時間帯をどう過ごすか

 千住大橋駅辺りを行ったり来たりしている間は、ランチの時間も読めない感じになっていたが、西新井駅では一転して円滑だったことで11時過ぎにはめざすココスに着いた。猛暑日が予想される日ゆえ、外に出ると結構な暑さ。対して店内は適度な温度設定でなかなか居心地がよく、大助かりだった。

 クーポン対象の「海老とアボカドのレモンクリームパスタランチ」をとり、ゆったり。パスタのランチメニューは、ドリンクバー、スープバーがセットなので、延々と過ごせるのがまたありがたい。ココスに来たのにはもう一つ理由があり、「桃の七夕ショートケーキ」がよりお安くいただけるというのもあった。13時前にこちらを注文し、さらに滞在。すっかり長居させてもらい、店を出たのは15時を回ったところだった。

桃の七夕ショートケーキ。777に専心していたため、七夕というのを失念していたが、この一皿でそう言えばとなる。「もちもちのミニ大福アイスの上に流れ星をイメージした星型のチョコをトッピング」ということで、七夕感を演出。
15時過ぎ、意を決して外へ。案の定の暑さだった。

 水分を十分にとり、涼もとり、七夕にちなんだデザートもいただき、暑さが極まる時間帯の過ごし方としてはこれ以上なかったのではないかと思う。ただし、そんな時間を屋外で耐えてきたクルマの方はただでは済まない訳で、車内が何とかなるまでにそれなりにかかったのは当然の話。走りながら徐々に適温になったものの、日射しが当たり続けるとエアコンが鈍ってくるのは午前中と同じで、時に悶々としつつ次の目的地へ急いだ。

江北駅周辺の代わりに、西新井大師のピンポイント天気で気温などをおさらい。14時台36℃、15時台35℃… 予報通りの猛暑だった。

4.七社神社へ

 都区内で「七」が付く神社は、七社神社(北区西ケ原)、七倉稲荷神社(台東区池之端)が挙げられる。年月日が七並びの御朱印を拝受するにあたって、ここはやはり同じ区内の七社神社がいいだろうというのはかねてから決めていたが、今回さらなる決め手になったのは駐車場の有無。境内に少なくとも3台分のスペースがあるとのことだったので、その前提で向かう。

 江北橋で荒川を渡り、豊島橋で隅田川を越え、王子界隈まで来ればあとは勝手知ったる道。神社の公式サイトにある「車での詳しい道順」に従い、滝野川警察署の手前で左折し、最初の鳥居をくぐり、次の鳥居の脇から境内に進んだ。

クルマに乗った状態で神社入口まで近づけるというのはなかなかレア(一時停止の上、撮影)。ここを左に進んだ先に参拝者用駐車場の出入口がある。境内に駐車スペースがあるのは、何につけありがたい。

 満車の可能性もあったが、停めてあったのは一台のみで、全く問題なし。ココス扇店を出てから25分ほどでの到着だった。本日最終日の「茅の輪くぐり」をした後に参拝。参拝客は多くもなく少なくもないといった感じで、御朱印の方も人の列はなく、些か拍子抜けだった。

夏季の茅の輪くぐりは、6/1~7/7。要領に沿って輪を周回した後に参拝。
七並びの日の七社神社。額も文字も幾分煌びやかに見える。

 「夏詣」の二字などが入った「かさね御朱印」をいただき、ありがたく観賞しつつ記念に撮影。一社で二面といったパターンもあったので、面の数とは合わないが21か所目で御朱印帳の第1ターンはエンドとなった。数字並びは、3年3月3日の三囲神社、5年5月5日の五十稲荷神社に次いで三社目。かくして第三ミッションも晴れて達成となった。

「かさね御朱印」・・・シートに付された紋様は清涼感のある色遣い。こうした仕様の御朱印は初めて。
シートを繰るとこんな感じ。「令和七年七月七日」の一行、やはりインパクトがある。

 筆者が御朱印をお願いしている間に、気付けば女性客が列を成していて驚く。たまたまなのか人を招いてしまったのかはいざ知らず。受け取る際に話を聞くと、今日は七にあやかって御朱印ニーズは普段より多めとのこと・・・たまたまだったのだと思う。

 境内は木陰が多く、曇り空だったこともあってそれほど暑さを感じることはなかった。16時過ぎに再び鳥居をくぐって本郷通りへ。この後はドライブがてら、夕食だったり買い物だったりとなる。エアコンも本来の動きを取り戻したようで不快な思いをすることはなかった。


5.西ヶ原から徳丸

 急いでどこかに行く必要がなくなれば、あとはのんびり。昼食が11時台だったので、17時頃にどこかで食べられればと考え、以前利用したことのあるはま寿司(板橋徳丸店)をめざした。

 徳丸と言っても方角的には高島平なので、七社神社付近を出てしばらく行くと、板橋区の東の端から北西方向へ大移動する感じになる。ゆっくりでいいのであれば、王子、赤羽、環八通りと進んだ方が無難ではあったのだが、神社を出た後の車道の仕様上、王子方面に戻るのが難しく(例:Uターンできるレーンがない)、本郷通りを駒込方面に進み、霜降橋でようやく右折。都電の滝野川一丁目電停を過ぎたところで、何とか明治通りに入るという進み方になった。

 こうなると幹線道路をつないで行く方が楽と言えば楽なので、明治通りを西巣鴨で折れ、中山道を行けるところまで行くことに。ところが板橋区役所前の先、仲宿のバス停辺りから渋滞し、違う意味でスローな状況になる。渋滞を抜けるべく、板橋本町(大和町)で左折。環七通りに入ったら、あとは早めに富士見街道に出ればいい。そこからはだいたいの行き方はわかるので、迷いはなし。はま寿司には想定通り17時には着いた。

 その後はシャトレーゼやベルクスでいろいろ。まだまだ暑かったが、難なく買い物できた。クルマはやはり便利、そう思った。


 東京基準で2025年最初の猛暑日となった7月7日。その一日をやり過ごす上で、動き方としてはまずまずだったのではないかと思う。ただ、エアコンを大々的に使ったためか、60kmも走っていないのにガソリンの方は7リットルを要した。もっともレンタカー代に、ガソリン代、夜間駐車場代を足しても3,000円はかからなかった。御の字だろう。


おまけ

 令和7年7月7日を記念した乗車券、入場券などのきっぷを発売した鉄道事業者は少なくとも37社。関東の大手私鉄では、京成、東武のほか、京王と相鉄が出していた。ネットショップで購入できるものもあるが、窓口で買ってこその記念きっぷだと思うので、自ずと限度はある。2社分買えれば十分。実際に使うことはなさそうなので、コレクションとして大事にとっておこうと思う。

 以下は30年前の平成7年7月7日にちなんだ記念きっぷ。手持ち分を集めてみたら、京成、営団地下鉄、都営地下鉄、JRの4社局、5種類あった。当時は比較的手に入りやすかったことがわかる。

1995.7.7、会社帰りに買った記念乗車券など。京成上野駅で「777記念乗車券」、丸ノ内線の東京駅で「7.-7.-7」の日付入り硬券(140円、160円)、三田駅でも同様の硬券(140円)をそれぞれ購入。三田駅では二つ折りの台紙とセットだった。
京成電鉄の記念乗車券の中面、券面。「第777列車」(京成上野→京成金町)がデザインされた台紙に、日付入りの硬券3枚をセットしたものだった。
翌日(1995.7.8)は品川駅で「777」記念のフェスティバルが開催。筆者は、記念きっぷや記念オレンジカードなどの購入に時間を割いた。こちらは「品川地区7駅からはじまる・・・『小さな旅』記念入場券」一式。お手製のイラストに時代を感じる。
フェスティバルでは、記念デザインの「松島フリーきっぷ」も買った。当時は東北方面に出張する機会が少なからずあったので、週末(7/29)にこのきっぷを使って松島エリアを周遊。フリー区間内での乗り降りの方は控えめだった。

こちらもどうぞ

Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.