のんびり過ごすつもりでいても3月というのは時節柄そううまくは行かないもので、気が付けば月末といった具合。旅や外出の機会がそれなりだったり、めぼしい催し等がちょくちょくあったりというのが大きいが、天気や気温の変化が激しかった→予定が立ったり立たなかったり→翻弄された分、時間経過も早く感じた?というのもありそうだ。
振り返ってみると2014年の3月とどこか似た感じだったので、当時のまとめ「雑記三月」(→第398話)を踏襲し、今回は2025年版の雑録雑記をと思う。
1.気象&気温
3/2は最高気温が22.1℃(時間ごとの最高は15時台の20.5℃)に達し、春の陽気を感じる一日だった。一転して、3/3は16時台の気温が1.9℃と急降下。24時間での気温変化としてこれほど激しいのはなかなかないだろう。3/4は雪が降ったこともあって、一日を通して5℃未満。寒い思いをした翌日に、例の「キュンパス」旅(→第661話)に出て、3/6に何とか帰って来る。この日の東京は北西の風が強く寒々しかった。3/5夜の函館よりも寒いくらいで驚いた。
東京の雪は、3/4のほかに3/8、3/19でも見られ、3/18朝には筆者地元で「通り雪」があった。雪に見舞われたと思ったら、下旬に入って夏日が基調になり、3/23=25.6℃、3/25=25.0℃、3/26=25.9℃、3/28=25.7℃と最高気温25℃以上の日が4日も出現。近所の早咲き桜は3/20には開花が見られ、3/28にはとっくに満開になっていた。こうも暖かければもっともな話。花見だ何だとやっているとまた気ぜわしくなってくるから悩ましい。桜も気候も気温も落ち着くとしたら4月第2週以降だろうか。




2.周年、アニバーサリー
3/1は赤羽駅、3/16は大宮駅の開業記念日。両駅とも1885年開業なので、2025年で実に140周年になる。そんな節目となればイベントの一つや二つとなる訳だが、どうせならまとめて行ける日にと考え、赤羽駅の「開業140周年大感謝祭」と大宮駅の「てつまちフェス@大宮」が重なる3/20に出かけることにした。
赤羽駅の方はお子様向けメインだったので、基本は眺めるのみ。JR東日本スポーツのフィットネスクラブ「JEXER」のブースで、握力や立ち幅跳びなどの測定会をやっていたので(アニバーサリーな感じはなかったが)、それだけ試させてもらった。
握力も幅跳びも一応年齢相応。ただ、ろくにストレッチ等をせずにジャンプしたものだから、その後しばらくして腹筋が筋肉痛に・・・140周年にちなんで140cmくらいにしておけば、こうはならなかったかも知れない。
大宮駅の方は、全国の「鉄道のまち」が出展する企画で、パネル展示を見物するなどした。廻った順に挙げると、追分(北海道)、津和野、米子、新津、大宮、西条(愛媛)、岩見沢、多度津(香川)、土崎(秋田)で、次回訪ねる際のヒント(見どころ、スポットetc.)を得ることができたのは大きかった。「鉄道のまち」視点で行ったことがないのは、津和野と米子。土崎はホームに降りたことはあっても駅の外に出たことはないので、次に秋田を旅する際は是非と思う。







鉄道関係のアニバーサリーでは、JTB時刻表もある。1925年に創刊された「汽車時間表4月号」から4月号を以って100周年(通巻第1191号)ということで、その情報を得るやあわただしい感じに。ネット経由で、当の4月号の通常版と「JTB時刻表100周年記念鉄道スタンプ帳」を購入した。100周年記念号が届いたのは3/20。駅イベントを見終えて帰宅すると、宅配ボックスに入っていた。かくして3/20は、春分の日というよりは「鉄分の日」と相成った。

毎度おなじみ「出没!アド街ック天国」は、3/22に「祝!放送1500回 アド街30周年SPECIAL」が放映された。始まった当初はこれほどの長寿番組になるとは思っていなかったので、ただただ吃驚。放映履歴の方は引き続き更新していこうと思う。
3.イベント関係
赤羽駅、大宮駅以外で足を運んだ鉄道関係の催しとしては、「オールカラー!ヒギンズさんが撮った1950年代~70年代 東京・埼玉・千葉の鉄道風景写真展」がある。最終日の3/9に見に行ったが、すっかり長居状態に。この日は午前中に、荒川知水資料館で開かれた「青山士記念講座」(第7回:荒川放水路建設のあらまし)にも参加。知見を深める一日となった。


3/3は「桃の節句」の当日。その日に相応しい展示イベントがあったので、吉徳浅草橋本店に向かった。同店4階にある吉徳これくしょん展示室での「おひなさま展」である。展示品のいくつかを寄贈された京都某店の代表の方がたまたまいらっしゃって、吉徳の関係各位と話す中での見学となり、半ばガイドツアーの態。それはそれで一興だった。


3/22は、ふと思い立って赤坂へ。主目的はTBSの赤坂BLITZスタジオで開催された「ザ・ベストテン展」で、会場周り(Sacas広場など)がどんなものかをついでに見に行くといった感じだった。「ザ・ベストテン展」は、筆者と同年代かそれ以上の方々が多く、想定通り。土曜の割にはそれほどの混雑もなく、ひととおり見物(+当時のあれこれを懐古&堪能)でき、ありがたかった。コンテンツとしては十分だったが、出し惜しみ感も少なからず… スペースをきちんと設け、映像やパネルを拡充する形で常設展にしてもいいのではないかと思う。

4.見納め、撮り納めなど
3月後半は、店じまいやラストランがいろいろ。都内に関係する分を日付順で並べると、①赤羽駅に近いセブンイレブン赤羽1丁目北店が閉店(3/13)、②JR東日本の在来線特急「おうめ」と「はちおうじ」が運転終了(3/14)、③新宿ミロード閉館(3/16)、④北区コミュニティバス「Kバス」浮間ルートの現行ルート最終日(3/31)、⑤新宿西口献血ルーム閉所(3/31)といった感じになる。これらのうち「おうめ」を見に行ったのが新宿駅、ミロードと献血ルームも新宿ということで、地元2:新宿3となった。


セブンイレブンは3/10から閉店前日の3/12までセールがかかり、割引率の高い品を中心にそこそこ買わせてもらった。ミロードは最終日に来店し、セール品もチェックしたりはしたが、ご縁のある店がもともと少ないこともあって、あくまで記念モード。「思い出パネル展」などを見物し、「卒業おめでとう わたしたち。」メッセージ入りの「ピンクのバラ」をいただいて店を後にした。





新宿駅南口のランドマーク的な存在だったミロード。店に寄ることは少なかったが、その特徴的な外観はいつ見ても楽しさを感じさせるものだった。1984.10.4のオープンから2025.3.16までの日数を数えたら14,774日。仮に今年の10/28まで営業していれば15,000日だった。もう少し粘ってもよかったのではと思わせる日数だが、卒業シーズンに合わせるのを優先したのだろうと思う。



20歳になった当日、筆者が初めて献血に臨んだのが新宿西口献血ルーム。近年は専ら秋葉原で献血しているので、新宿西口とは縁遠くなっていたが、ゆかりの献血ルームであることに変わりはない。当所もミロードと同じ1984年の開所。昨年8月の大雨→浸水被害により休所状態が続いていたが、年数としては約40年でいいのだろう。休所、閉所になる前に献血ができなかったのは残念ではある。


「Kバス」浮間ルートは、2024.3.27に運行を開始(→第638話)。一年経ったところで、一部ルートとダイヤが変わり、ルート面では便利に、ダイヤ面ではやや不便になる。これまで赤羽駅~東京北医療センター~北赤羽駅は、Kバスと国際興業バスが異なるルートで結んでいたが、区営のバスが民間のバスに与える云々を考慮して、赤羽駅→北医療センター(降車×)、北医療センター(乗車×)→赤羽駅といった「クローズドア制度」がKバスには適用されていて、もどかしさがあった。だが、3/31を以って国際興業バスの「赤58」系統(赤羽駅西口~東京北医療センター)が廃止となり、その経路をKバスが引き継ぐことに(→参考)。これまでは赤羽駅西口~東京北医療センターに限っては、片道1.34kmと短距離ながらバス運賃が現金240円、IC230円とお高かった。Kバスは全区間100円なので、北赤羽駅や浮間舟渡駅からだと安く行けて、乗降客が多い赤羽駅からだとその倍以上というのはいかにも…だったのだが、4/1以降はルートも運賃も一本化され、利用しやすくなった。という訳で、浮間ルートに関しては新旧比較などをメインにいずれ(一話分)と思っている。






5.その他のトピック
クレジットカードのタッチで自動改札機を通過するサービスが一部で導入されたはいいが、なかなか使う機会がなかった筆者。1/16~3/16の2か月間、JCBカードが公共交通機関でのタッチ決済利用で30%キャッシュバックというちょっとしたキャンペーンを実施していたので、何とか機会を設けて試してみた。関東エリアの鉄道では、西武、京王、東急、東京都交通局、江ノ電、京急、横浜高速鉄道(みなとみらい線)、横浜市交通局が対象。このうち、2/28に京王、3/3に都営地下鉄で利用し、合計660円分をタッチした。キャッシュバックは198円(推定)とささやかなものだが、おトク感はある。期間中のキャッシュバック上限は計500円とのことだったので、1,660円分乗ればだいたいそれくらい。どのような形で還元されるのか、楽しみに待っているところである。


3/10は、一粒万倍日、天赦日、寅の日が重なるスペシャルデーだった。こうした日に財布を新調するのがいいと細君から上質な長財布を頂戴する(wifeからのサイフという一件)。加えてこの日は、婚姻届を提出してから30年という記念日でもあった。入籍基準では「真珠婚式」にあたる。ありがたく、めでたい一日だった。
高輪ゲートウェイ駅を出てすぐ。「TAKANAWA GATEWAY CITY」が部分開業の運びとなり、3/27に「まちびらき」が行われた。3/30は、オープンしたての様子を見物すべく、地下鉄24時間券を使って都営浅草線の泉岳寺へ。3/31を最後に社名がなくなる新京成電鉄(4/1からは京成電鉄に)の撮り納めで松戸に行ったり、4/1に路線図が変わる京成電鉄の方も撮れるものがあれば撮っておこうということで京成上野に足を延ばしたりと、24時間券に乗じてとにかくよく動いた。


GATEWAY CITYの方は、当分の間いろいろと動きがありそうなので、ネタが集まったら小まとめなどを出そうと思っている。
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.