前回の第648話は、歯の関係の顛末についてだった。歯の方は6月のうちにひと区切り付いたため、7月からは夏本番に向けて万全を期すことができた筈なのだが、実際はと言うと… 予防を念頭に置いた対策はいろいろしたつもりでも、ベースとなる体力や心構えの方が整っていないと対応しきれない。そんなことを実感した夏だった。
対応如何によらず、暑さはやはり大敵。外の暑さ、熱気ゆえに中断したり見合わせたりしたことは少なくなく、それらの一端は第645話~第647話にも書いた。自転車で移動中、より遠くに行こうとしても熱風に遮られたり、イベント会場に来たはいいが、屋外の暑さに耐えられず早々に帰らざるを得なくなったり、トランクルームでひと作業しようと思っても、体にこもった熱などの影響で長居できなかったりといった具合で制約・制限の度合いは大。8/11~13に至っては続けての猛暑日につき、買い物に出かけることもなく、ほぼ在宅で過ごした。動けない、動きにくい日々がここまで続くとは想定外。調子も狂うというものである。
9/1は東京ビッグサイトに足を運び、24回目となる「JAPANドラッグストアショー」を見て廻った。同イベントならではとも言える「セルフチェック体験コーナー」というのがあって、血管年齢、野菜の摂取状況、自律神経機能、嚥下機能などを試したところ、特段の問題はなし。暑熱に伴うダメージを測定するものではないが、このチェックの範囲では一定の安心感を得た恰好だった。
翌日(9/2)はそんな慢心があった訳ではないが、買い出しに行くなど午前中は平常モード。確かに暑かったし、東京基準の最高気温が34.1℃だったことを考えると、もっと慎重に行くべきだったと今は思う。午後は、エアコンの利く部屋でテレワークをしていたのだが、座った状態でのフラつき感があって何事?となる。これが16時になろうという時点。この後の経過については省くが、結果的に救急外来のお世話になり、点滴を打って何とか帰宅といった一大事に。脱水症との診断で、とにかく水分をとのアドバイスをいただいた。
前日が比較的涼しかったこともあり、9月に入れば多少は体感も変わるだろうと油断し、予防策手薄で外出したのがいけなかったようだ。あとは、たまっていた疲れ、たまっていなかった水分によるところが大きい。いわゆる「じわじわ熱中症」の可能性もあったのだろうと思う。
そんなこんなもあって、9/3以降はとにかく水(ミネラルウォーター系)を1日1リットル程度は飲むことに。コーヒーの類や清涼飲料水は程々にして、脱水状態にならないように努めている。
暑さや突然の大雨といった要素に加え、外的要因で痛めてしまった箇所があったりで、行きつけの整体にしばらく行けなかったことも一因かも知れない。しばらく様子を見た上で、9/6に予約。9/8に来店し、押すと痛い箇所などをほぐしてもらった。(ちなみに前回は5/26・・・3か月以上前だった)
施術中に水分の話が出て、気が付かないうちに脱水してしまうケースとして、暑い場所から戻る→エアコンの冷気に長くあたる→露出した肌から水分が蒸散→脱水状態というのがあるのを知る。冷房はそのままとしても腕が露わな時は途中で長袖を着るなどして、水分を保つのが肝要なのだとか。9/2、筆者に起きたのは実はこの例と同様だった可能性はある。
水分はしっかり摂っているので、ほぐした後の老廃物も出やすかったはず。さらに、ドラッグストアショーのサンプリング品の一つ、「樹液シート」を足裏に貼ってから寝たので、9/9の朝はそれなりにスッキリしていた。スッキリの延長で暑さも和らぎ、過ごしやすくなっていればなお良かった訳だが、今度はフェーン現象だか何だかで酷暑が抜けず。東京基準の最高気温は、9/11が34.2℃、9/12と9/14が34.5℃と辛うじて猛暑日にはならなかったものの、この時期の気温とはとても言えない気がする。
ともあれ、今夏に得た教訓として大きかったのは「こまめな水分」。あとは暑くなるのがわかっている中では決して無理はしないことだろう。
秋の涼しさがこれほど待たれる年は過去になかったと思われる。外で普通に動ける日が一日でも早く来てほしいものである。
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