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第620話 レア体験談(高野山&近鉄の旅編)(2023.7.1)

 6/23~26、3泊4日の旅に出た。主なテーマは、高野山と近鉄。昨年9/1に参加したイベント「大人の休息 旅する高野山 in Shibuya」(参考→第601話で情報を得て、訪ねるなら「宗祖弘法大師御誕生1250年記念大法会」の期間に是非ということで高野山行きを決め、そこに「近鉄全線2日間フリーきっぷ」のリリースが出たことでプランが固まった。6/23~24は高野山でたっぷり過ごし、近鉄2日間の旅は6/25~26でという流れ。梅雨の時期ながら天気はまずまずで、雨に降られたのは6/26の一部時間帯のみ。概ねプラン通りに動くことができ、得るものが多い有意義な旅だった。

 旅のまとめを綴ろうとするとそれ相応の長さになりそうなので、今回は筆者的にレアと感じた体験についていくつかという形で。トピック的な話、絶景・美観、面白ネタなどもご紹介したいところだが、それらは別の機会(2023年〇大ニュースetc.)に回そうと思う。

 高野山は1989.8.27以来、二度目。当時は日帰りで、金剛峯寺、壇上伽藍の一部、霊宝館などを巡った。今回は宿坊で一泊することにしたため、6/23午後、6/24日中と長めの滞在が可能。34年前には足を延ばせなかった奥之院、大門などを訪ねることができたのは大きい。

 宿坊に泊まるのもレア体験なら、宿坊での温泉浴(→参考もまた然り。精進料理、朝の勤行も得難いものがあった。

朝の勤行の後は、本堂から見える庭園の観賞タイム。本堂内は撮影NGだが、こちらの「愛染庭」は是非ということで撮らせていただく。角度によって庭の景色が変わるところも見どころ。
朝食ももちろん精進料理。当然のことながら、初めて経験するお味の品が多かった。部屋からは見える石庭は「蓮菜遊仙庭」。様式は枯山水蓬莱式なのだとか。

 泊まりがけとなれば、夜の参拝に行かない手はない。宿坊最寄りの停留所からバスに乗って、奥之院へ。参道は真っ暗という訳ではなく、献灯でライトアップされているというので臨んだが、暗いことは暗かった。バス停は複数あって、奥の院前からだと燈籠堂までは約900mで、奥の院口からだと約1.6km。バスの時間を逆算して、帰りはその長い方を歩くことにした。言うなれば、奥之院参道ナイトウォーク。不思議と心休まるものがあった。

夜の奥之院参道。帰りは下り坂が基本なので、歩きやすかった。

 翌日の午前中も奥之院へ。この時は渋谷での高野山イベントで浄書した写経を奉納するというのが本題だった。千円を納め、永代奉納の扱いに。後日、その証となる葉書が届いた。希少かつ貴重な一枚。奥之院まで参じた甲斐があったというものである。

決して上手とは言えないが、一字一字時間をかけてはいる。「一字に千里を含む」の言葉に従えば、これはこれでかなりのものだと思う。
「奉納の証」。ありがたい文章が続き、葉書自体に功徳を感じる。
6/24、極楽橋駅で撮った観光列車「天空」、なんば行き特急列車。この日は予約していた「天空」(15:46発)に乗ったが、レア度で言えば隣の特急列車(16:21発)の方が上。通勤用の車両が特急で走ることはないので、時間をずらしてあえてこれに乗る手もあった。
「自由席特急の運転について」(6/23、新今宮駅での掲示を撮影)。6/24限定だったため、これを目当てに乗車、撮影する鉄道ファンも多かった模様。

 近鉄のフリーきっぷは、その設定がそもそもレア。平日も使えて(連続する)2日間で3,000円というのは破格以外の何物でもない(→参考PDF。1日分(1,500円)について言えば、府県をまたぐ移動、往復ですぐに元が取れてしまう計算(例:大阪難波~大和八木は片道760円)。お得なきっぷをベースにすれば、特急列車も利用しやすくなる。ありがたいことに6/25は、観光特急2本、速達特急1本をバッチリ押さえることができ悠々楽々。特急に乗ること自体はさほどレア感はないかも知れないが、1日に3本というのはなかなか希有だと思う。

大阪難波駅で「近鉄全線2日間フリーきっぷ」を購入。利用日当日は買えないので、前日までに買っておく必要がある点、要注意。
フリーきっぷを買った窓口にて。翌日に乗る三つの特急のパンフレットが並び、気分が高まる。
6/25の一本目は、観光特急「あをによし」。乗車区間は大阪難波~近鉄奈良~大和西大寺で、乗車時間は40分余り。快適だった。
「あをによし」は2022.4.29にデビュー。という訳で運行開始1周年記念デザインの記念乗車証をいただく。
対する「しまかぜ」は10周年。2013.3.21に登場して以来、何度かお目にかかるも乗車したのは今回が初。大和八木から鳥羽まで1時間40分余り、優雅な時間を過ごせた。
鳥羽には12:14に到着。特急の速さ、利便性を実感。

 観光特急「しまかぜ」で向かったのは鳥羽。今回の旅は、JR東海ツアーズの「ずらし旅!」を軸にしていたため、その特典で「選べる体験クーポン」というのが付いてくる。せっかく伊勢志摩方面に行くのだから、そのエリアならではのメニューをと考え、鳥羽湾めぐり遊覧船+イルカ島入場+「イルカタッチ」(→参考を選択。文字通りバンドウイルカに触れる体験ができ、年甲斐なくテンション高めの状態になる。準備時間を含め10分弱(案内では約20分)と至って短時間だったが、イルカへの負荷を考えると妥当な線なのだろうと思う。

遊覧船でイルカ島に向かう途中、いわゆる猛禽類が何羽も現れて吃驚仰天! 大型の鳥に追われる感覚で、思いがけずレアな体験となった。(この光景の一因は、スナック菓子を撒くお子さん方がいたため。生態系のピラミッドに支障が出るような給餌行為はどうかと思うが、特に注意等はないようで…)
イルカ島にはミニ水族館のような建物があって、ドクターフィッシュの体験コーナーも。これまた初体験だったが、あまりの食いつきように何が何だか状態。筆者の手、そんなに捕食要素があったのか?と思う。イルカに触れる前に手をメンテしておくという意味ではこれに勝るものはないだろう。
思っていたよりも艶やかで肌触りは良かった。このように口を開けていると嫌がっているような印象もあるが、別にそうではない(と思う)。ただし、口に触れると明らかな拒絶反応を示すとのこと。
6/26、三本目の特急は「ひのとり」。津18:12発→大阪難波19:38着で、比較的長めの乗車。せっかくなので最前列の展望席を押さえた。「ひのとり」は2020.3.14に営業運転を開始。2023年で3周年。
津を発車して10分後、近鉄名古屋線→大阪線に入るポイントに差し掛かる。線路の様子がよくわかるのも展望席ならでは。
大阪難波には少し遅れての到着。と言ってもすぐに発車する訳ではないので、乗車した8号車を改めて撮影。8号車と1号車は「プレミアム車両」で、シートはのびのびとリクライニング可能なバックシェル式、リクライニング、レッグレストともに電動というのがポイント。本革仕様なのがまた素晴らしい。

 6/26のレアネタとしては、生駒ケーブルの復路で見かけたイノシシだったり、その日の雨や湿度のせいか、肝心のフリーきっぷが自動改札を通らなくなったりといった件がある。フリーきっぷは橿原神宮前に着いたところで問い合わせると、再発行可能とのこと。おかげで事なきを得た。これまた筆者としてはレアケースである。

6/26の11:11頃、生駒山上から宝山寺へ向かうケーブルカーの後方展望を撮っていた際、イノシシが線路を横切り「!」。その瞬間を捉えた衝撃画像となった。
最初のフリーきっぷは「6月25日から2日間有効」だった。再発行版は「6月26日当日限り有効」に。2日間フリーきっぷなのに当日限り?という点でもレア。

 7月も下旬に二人旅を予定している。次はどんなレア体験が待っている? 大いに楽しみである。


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