今は埼京線(通称)に組み込まれているが、池袋~赤羽の5.5kmは赤羽線という路線名になっていて一応現役。その中間駅である板橋と十条は都区内にあって、駅周辺がどこか昭和然とした感じがあり、いい意味で再開発などとは無縁であろうと思っていた。
板橋駅に関してはとりあえず駅舎が生まれ変わり、アーバンな様相に。一方、十条駅については駅自体は昔からの姿を今はとどめているが、西口の再開発(正式名:十条駅西口地区第一種市街地再開発事業→参考)として、2020年5月に既存建物の解体、2021年3月に施設建築物等の着工などが始まり、ひとまずそのコアとなる建物がこのほど完成。駅前の景色が一変した。
一部では事業に反対する地権者もあったようだが、あれよあれよで整備が進み、街区内建物全体「ジェイトテラス」とその「基壇部施設」にあたる「ジェイトモール」(→参考)が竣工した形になっている。モールは39階建ての高層棟の1~4階を主に指すようで、そちらの開店、開業はまだ先。モールに隣接するアネックス的な建物(低層棟)の方は、2階の「クイーンズ伊勢丹」が11/22に新規オープンし、3階・4階の「北区公益施設」(愛称「ジェイトエル」)は12/1の正式オープンに先行して、11/24に開設記念イベントが開かれるなど動きが出てきた。当エリア一帯にあった店舗がモールに戻って来れば、再開発の一定の効果が見えてくる訳だが、その辺りは今のところ不明。現時点では高いのと新しいのができただけという状態につき、街としての賑わい要素はこれから・・・再開発事業が完結するまで、時々訪ねてチェックしようと思っている。
という訳で、取り急ぎ「ジェイトエル」がどんなものか見てみようと思い、11/24は電車に乗って十条へ。新たな施設ができればそれと引き換えになくなる施設が生じるというのは世の常のようで、十条駅最寄りの図書館だった上十条図書館はこの日を以って閉館に(→参考)。見納めというか借り納めを兼ね、そちらにも足を運んだ。結果、十条での滞在時間は6時間ほど。毎度のことだが、長丁場になってしまった。
以下、当日のダイジェストを画像メインでご紹介しようと思う。
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