平成が終わり、時代は令和へ。東京モノローグを始めて、西暦年に関する大きな節目としては1999年→2000年(第56話)、さらには20世紀→21世紀(第80話)があったが、元号が変わるというのはもちろん今回が初。その初回となれば、元号にちなんだあれこれというのが筋だと思うが、書けることと言えば元号と駅名に関する雑学云々といったくらい・・・この機会でなくても別に、という話だろう。
何かしらの出来事があって、それを綴るのが基本的なスタンス。今回は改元を控える中、身の回りなどで何があったかをざっと振り返ってみることにした。
昭和から平成への改元はなにぶん急な話だったため、改元に向けた準備期間のようなものは総じてなかった。平成→令和では、新元号の発表こそ1か月前だったものの、元号が変わること自体は周知されていたので、前々から動きがあった。準備期間があると、いろいろな動きや情報が出てくるというのを身を以って知ったのは、今の仕事柄、鉄道事業者のリリースを追う中でのこと。改元を記念した列車、きっぷ、イベント…平成元年(1989年)が始まったばかりの折にはなかったものが、次々と発表され、「!」な日々が続いた。改元=祝賀という図式あればこそだと思う。(参考→リリース一覧)
日を追って関連するリリースは数を増していったが、その増え幅が大きかったのはやはり連休前の1週間。4月22日からリリースラッシュ状態となり、そのフォロー、記事化で多くの時間を割いた。4月25日に至っては、ごみ出しを除いて自宅の外に出ることができない一日に。朝から晩までテレワークだった。
と、このようにラッシュ状態になるのは何故? 実はさほど考えるまでもない。長い連休が待っているからである。連休前に出せるものを出すというのが高じれば、特定の期間に集中するのは当たり前。改元記念のあれこれがもともと多い+その発表を出す時期が集中=ラッシュ・・・筆者はこれを「改元&長期連休インパクト」と呼ぶことにした。準備期間があればあったで、いい意味で一定のインパクトが生じるという訳だ。
少なくとも4月半ばまでは、インパクト感はまだなかった。元号が変わるという意識も手伝って、できることはやっておこうというのがあり、ちょっとしたトピックがあったのもその時期である。
4月13日は、電力会社の切り替え完了(=新電力でのサービス開始)日で、15日は、長年通っていた大学病院系の歯科ではなく、地元の歯科にかかることにした初日。18日は、地元区議・区長の選挙の期日前投票に行き、21日夜には、その開票作業の「参観」に某体育館へと足を運んだ。どれも一話分に相当しそうな件ばかり。続報を加えてまとまりそうなら、いずれと思う。
連休期間に入って数日が経って、ようやく日常の感じが戻って来た。この「平成連休」の間に、リリースラッシュの合間などに仕込んでいた記事2本も公開され、ひと安心。
さる27日には、近場のホームセンター屋上で、電動自転車を試乗させてもらい、いい息抜きができた。30日は少々仕事をしつつ、本稿の仕上げなどをして過ごした。平成最終日ならではということで言えば、和暦での年月日を記すべく、ゆうちょのATMで入金+記帳をしてみたり、人生初の御朱印帳+御朱印をいただいてみたり… 通帳の日付については、「31-04-30」の次は「31-05-01」ではなく「01-05-01」になる。改元とは即ち年数が若返ること、というのがよくわかる。
御朱印の方は、今後の参拝時にはできるだけいただくということで…改元を機に始めることの一つにと思っている。
5月1日零時からは令和となり、連休の続き=「令和連休」に入る。
書いていて気付いたのだが、平成の「平」と令和の「和」をつなぐと、正に「平和」。今般の10連休、筆者は「平和連休」と名付けることにした。穏やかに過ごそうと思う。
佳い令和初日、連休をお過ごしください。